はじまりの胞子
ずっと昔、人間たちがまだ自分の運命をうまく言葉にできなかったころ、 世界には目に見えない「運命の胞子」が漂っていました。 恋をした夜のため息、願いが届かなかった朝、急に舞い込んだ幸運、 誰にも言えないやけっぱち――そうした感情の粒が、空気のなかに静かに蓄積されていったのです。
その胞子が、ある夜ひとつの森に集まり、最初のダケ族を生みました。 それがオモテダケワールドの始まりでした。
この世界は、ただの占いの舞台ではありません。 人間には見えない場所で、ダケ族たちが恋・金・男運・不運・奇跡の流れを整え、 毎日の運命をそっと動かしている神話の世界です。
ずっと昔、人間たちがまだ自分の運命をうまく言葉にできなかったころ、 世界には目に見えない「運命の胞子」が漂っていました。 恋をした夜のため息、願いが届かなかった朝、急に舞い込んだ幸運、 誰にも言えないやけっぱち――そうした感情の粒が、空気のなかに静かに蓄積されていったのです。
その胞子が、ある夜ひとつの森に集まり、最初のダケ族を生みました。 それがオモテダケワールドの始まりでした。
ダケ族は人間界とは別の場所に住んでいます。 けれど完全に離れているわけではなく、世界と世界の境目、 いわば「オモテ」と「その少し向こう」の境界に存在しています。
あなたが暮らしている現実の世界。日々の出来事や感情は、知らないうちに運命の胞子となって流れ出します。
ダケ族が住む世界。恋、金、男運、不運などの流れがここで整理され、毎日の運勢として整えられます。
ごく高い場所にある特別領域。神ダケだけがふれることを許された、奇跡そのものの座です。
オモテダケワールドでは、6人のダケ族がそれぞれの役割を担っています。 占いを引くということは、彼らの誰かがその日のあなたに手を貸す、ということでもあります。
人間界から届いた気配を最初に受け取る存在。 どの運命の流れへつなぐべきかを判断し、ダケ族たちをまとめる。
恋の泉を守るダケ。想いの揺れや、ふたりの温度差、 “今近づくべきかどうか”の気配を読むのが得意。
ネオンの街を見張るダケ。出会いのタイミング、惹かれ合う空気、 ちょっと危うい駆け引きの流れも担当する。
カネ鉱山で幸運の鉱脈を掘るダケ。 金運だけでなく、成果が実りやすい日、動くべきタイミングも見ている。
失恋、散財、後悔、泣きたい夜。 そういう重たい気配を引き受ける存在。 危なっかしい見た目に反して、不運の掃除役でもある。
ふだんは神域にいて、ほとんど姿を見せない伝説の存在。 その気配が降りる日は、運命の流れそのものが一段階変わる。
オモテダケワールドのなかで、いちばん誤解されやすいのがヤケザケです。 失恋、散財、やけっぱち、飲みすぎ、泣きたい夜。 そうしたマイナスの気配が流れ着くヤケ酒沼を守っているため、 見た目も空気もどこか危なっかしく見えます。
でも本当は、誰かのつらさを引き受けて、世界に広がりすぎないようにしている存在です。 つまりヤケザケは、不運を集めて浄化する“影の守り手”です。
神ダケについて、正確に知っているダケ族はほとんどいません。 どこから生まれたのか、なぜ奇跡を起こせるのか、なぜめったに現れないのか―― その多くは今も神話のままです。
ただひとつ言われているのは、 「世界の流れがどうしても動かないとき、神ダケが降りる」 ということ。 それはただのラッキーではなく、止まっていた流れが再び動き出す合図なのかもしれません。
あなたが占いボタンを押すたび、オモテダケワールドでは小さな会議が始まります。 オモテダケが気配を受け取り、アナタダケ、オスダケ、カネダケ、ヤケザケ、 そしてときには神ダケの力を借りて、その日の運命の流れを人間界へ返します。
だから占い結果は、ただの文章ではありません。 それは、ダケ族たちがその日あなたのために決めた“今日の流れ”です。